【雑記】 年齢から来る肉体の変化は、能力の変化である

今週号のNumberというスポーツ誌に,室伏選手が興味深いことを書いていたのでメモしておく.

室伏選手が10歳のときに,見よう見まねでハンマーなげをしていると,室伏選手の父は「悪い動きを覚えてはいけない」と考えて,
ハンマーを持たない「空の動き」を教えたとのこと.

いわく,やり始めは「体の受容体を養う時期」であって,イメージをひたすらに思い描き,脳だけでなく全身に覚えさせるんだってさ.

自分の場合は,まずは基礎と基本を繰り返し,その中でイメージするタイプであるので,この冒頭を読んだだけでは,
イメージのみの練習から入るということについては,いまいちピンと来なかった.

さて室伏選手は,その教えの通りに人生を歩んだんだけど,やっぱり大人になると体の成長が止まってしまって,記録が伸びなくなってしまった.

そこで今度は,自分で物事を考えて,自分のハンマー投げを確立しようと試みた.

なんでかというと,世界のトップ選手は1人1人投げ方が違うらしく,それぞれにアプローチが存在すると.

これは,野球とか見るとそれが顕著に現れている(ピッチングやバッティングのフォームなど)ので,ふむふむとおもった.

オリジナルを創り上げなければ,世界では敵わない.「自分の体にあった動き,人間が本来持っている普遍的な動きがある」.

なるほど,確かにそのとおりだと思ったけど,ここまで読んで,あれ?じゃあスタートが違うだけで目指す所は同じじゃん!
って考えていたら,タイトルにある「年齢から来る肉体の変化は,能力の変化である」って言葉が出てきたんよね.

その瞬間,なんでかわからんけど,「あー,だからイメージから入るのか」って思って,すごく納得してしまった.

・・・・・なんでやろ?

多分,自分がやっている「動かしながらイメージ」ってやりかたは,正しいと思いつつも,もっと効率よくできんかなって思ってて,
昔はできていたのに,今はできないっていうのを年齢から来るものだとばかり思ってしまっていたからかなぁ・・・.

それが,そうじゃないんだ!こうだ!って,マイナスではなくプラスに考えれるきっかけになって,モヤモヤしてた部分をかき消したから?

ウッヒョー.

すっげぇ自己完結で結局何が言いたいのかわからないんだけど,久しぶりにしっくり来る言葉が出てきたので興奮してしまった.

んで,最後にまた面白いこと書いてるんだよね.

「技術の問題だと思って一生懸命やっていたことが,実は体の問題だったということは多い.
それは,心技体が独立しているからではない.全てがオーバーラップしているので,技術だけ追求していても迷いが出てくる.
そうすると技術は,シンプルな設計図だと思えるようになった.
そのうえで,色々な要素を付け足していく.
限界以上のものを出そうとすると,体だけでは力が入ってしまうので,五感や空気すら,利用できるものはすべて利用する」

そうだけど!わかっちゃいるけど!・・・うまくできないんだよなー.

頭で考えていても,うまく言葉にできなかったり,行動できないことが多いから,まずはイメージすることから始めようかな.